頭皮と髪の毛の話2
2011.05.04
今日はなんだかえらそうに、髪の毛の知識について書いてみます。といっても毛髪もつねに新しい情報が出てくるので、また変わってくるとは思うのですが、基本的な私たちの知識として・・・・。
日本人の髪の本数は、約10万本そのうち自然脱毛は、生活環境、季節により多少の変化はあるが1日60~120本は自然脱毛する。
成長は、1ヶ月で1cm~1.2cm伸びます。15cm程度の髪では、毛先は10ヶ月以上がすぎているため、根元と比較するとコンディションが違うのでパーマ・カラーなど注意したほうがいいでしょう。
寿命は、個人差はあるものの、男性で約3~5年、女性で4~7年です。ただし、生活環境などやホルモンの働きも影響してきます。活動期を延長させる女性ホルモン、反対に活動期を抑制してしまう男性ホルモンの影響があります。
長さは、人種により長さの限界があり、成長速度とヘアサイクルから決まってきます。個人差はありますが、日本人の場合は、約65~75cmが一般的です。古代女性の長髪は、足し毛によるものです。
(中国人・蒙古人は約90~100cm・欧米人は約60cm・黒人は約25~30cmが一般的です)
太さは、硬毛、普通毛、軟毛は表皮(キューティクル)の数の違いと皮質の太さの違いによって決まります。軟毛は約3枚、普通毛は約5~6枚、硬毛は約10枚のキューティクルに覆われています。平均的な太さは0.08mmです。(軟毛0.05~0.07mm、普通毛0.08~0.09mm、硬毛0.1~0.15mm)
水分は、健康な髪で通常約11~14%の水分を含んでいます。水分は、髪表面のキューティクルの隙間から入り込み、内部にある吸水性の高い成分によって保持されているからです。損傷毛では、吸水性が低くなり乾燥します。
強さは、健康毛なら約120~200gのおもりを吊り下げても切れません、損傷毛なら約100gまでになります。
※毛髪の強さは、髪の太さによって異なります。
伸びは、両端に力をかけて伸ばすと、髪は実寸の約1.5倍の長さにまで伸びます。健康毛であれば、太さも関係ありません。
損傷毛では、伸びが健康毛より大きくなったり小さくなったりします。
熱は、スタイリングに欠かせないものですが、行き過ぎると変質、変色などが起きます。濡れた状態の髪・加熱時間が長くなれば温度が低くても影響が出始めるので注意が必要です。
今日はかなり書いた気分です。打ち込んでることで再度勉強になってきてます!!