しらみ!?年中生息。
2011.12.07
マイクロスコープを購入してスタッフのみんなの頭皮を面白おかしく見てたりします。その画像などは改めていろんな頭皮として掲載予定です。
でまったく違う話題ですが、冬に起こっている現象です。・・・・・
夏のプールが始まる季節によく話に出てくる「しらみ」の話です。 私たちの仕事で見るのは、シラミ=頭シラミと言われるシラミになります。
「さーーーカットするぞー」と髪の毛を取り分けると、「む、むむ><。」 髪の毛の根元周辺に無数の白い物体がついているのが見えます! これはフケかな?!と疑うわけですが、ここで「シラミの卵」には特色があります。
①白米の形!=精米した後の白米のような長細く、そして少し一部が凹んでるような・・・・
②「フケ」にも種類があるが、この「シラミの卵」には大きさが均一・
③ 白い色をしているが、白だけでは無い、少し茶色い部分もあるような気もする。
これが肉眼での見分け方でした。。。。。今までは・・・・・・
さーーーマイクロスコープの出番です。
さて、そもそも、冬の季節に頭ジラミが寄生していることが季節的に珍しいですね。もちろんシラミは夏に流行するのですが、それはプールの中で泳いでいるわけではなく、髪の毛から、衣服やタオルの繊維の中に移動していたシラミたちが更衣室の中で移動をして、そこから各子供たちの髪の中へ移動していくからです。
冬の寒さでは活動も厳しくなるのですが、近年の温かい室内ではシラミも十分活動できるのだと考えます。そして実際の写真がこちらです。
この画像、2枚の写真は近い場所なのですが、卵自体は別の写真です。 やはりお米のような形になっていますね><。
拡大したのがこちらです。
ここまで拡大した写真を見ることで色々なことが想像できます。
改めて細部を観察すると、髪の毛との接地面が他の毛髪と少し違うことに気づきます。ちょうど卵のついている部分だけなんとなく太いですね。 たぶんシラミが卵を植え付ける時に、何か接着剤的なものを毛髪に巻きつけるように塗布しているのではないでしょうか??
ここまでしっかりとしていると、普通のシャンプーやブラシングでは、取れないのだと思います。
シラミ駆除の「スミスリン」という薬を薬局で購入、10日ほどの駆除作業がはじめることになるわけです。
・・・・・・でも、そういえば、昔このスミスリンでの駆除をしたとき、シャンプー後にだいぶん卵自体の数が減ったような気がする・・・・・。という事は「スミスリン」の薬には毛髪と卵を引き離す、(シラミ独自の接着剤を溶かすような薬品?)が入っているのかな??っと、、、今少し考えました!